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by Sachiko Namba
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早いもので息子が産まれてから3年が経ちました。

食べること・寝ること・出すこと 生きる為に営むことの全てに大人の介助を必要としていた赤ん坊が…

自分で歯磨きうがいをし、フォークを器用に操って食べ、トイレでおしっこをするようになるばかりでなく、
お湯が沸けば火を止めに走り、花に水をやり、呆けた母の間違いを指摘してくれる 人の役に立つまでに育ちました(p_-)



とはいえ魔の3歳児真っ盛りですが。。

先日、図書館でさくらももこの『そういうふうにできている』を借りました。
読み出してから妊娠中に読んだことを思い出したのですが、あの頃はじきに読書が出来なくなるという危機感からかなりの量を読み漁っていて、結局頭に入っていなかったようです。

ちびまる子ちゃんはアニメが始まった時、私もまるちゃんと同じ小3だという親近感から好きでよく観ていました。

さくらももこさんの本を読むとものぐさだったり鷹揚だと思ったら結構焦ったり気を使うタイプだったり、やはり自分と似てるなーという所や見習いたい所があって、物事の捉え方にも親近感が湧くのです。

息子が赤ん坊の時、私はこの子は私の血を分けた子、身内というよりも天から授かった預かり物という気がすごくして、なるべく私の影響(特にダメな所)を受けないようにしようとどこか一線を引く気持ちで接していたのです。

『そういうふうにできている』の中でもそんな感じの記述がありました。
もしかしたら妊娠中に読んでいたから、当時の私も倣っただけかもしれませんが。

赤ん坊の時はどこか我が子を畏れる気持ちがありました。
シュタイナー思想ではたしか、7歳までの子どもは天使の領域というかフィクションの世界の住人だ、というのがあって、ああこう言うこともその一つかなーと思ったものです。

2歳を過ぎ、お喋りでコミュニケーションが取れ、彼の自我がはっきりしてくると、イヤイヤとかもうほんとにややこしいんですが、やっと『我が子』がとっても可愛くなってきたのです。

赤ん坊の間は特に大人の庇護がないと生きられないので、どこか厳かな気持ちで丁寧に接するという、そういうふうにできてるのかなーと思います。



さくらももこさんはこの本の中で心と脳と魂の定義が帝王切開での出産中にはっきり解ったとわかりやすく書いています。

もう手元に本がないので言葉は違うと思いますが、心はフィーリング・気色で脳はそれを認識して表現するところで、魂はエネルギー・自分 だということ。
…ヨガやんか…さくらももこスゴイやんか…と思いました。

出産という生命をかけた大きな営みの中で気づくんですね! そういうふうにできているって!

私も帝王切開だったのですが、検診に行って急遽だったもので切腹の怖さや焦りでそんなどころじゃまるで無かったですよ。

つぎの機会に恵まれれば、私もじっくり『出産』を体感したいと思います。
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